TV撮影現場のお手伝い
皆さんお久しぶりです。久々にブログを載せたいと思います。
今回は協力会社の(株)クラッソーネさんから、某有名なTV局さんのロケーション撮影にあたって解体現場を使わさせてほしいとの依頼が来ました。
撮影に必要条件が、お風呂場と居間と一部屋残った壁が条件でした。
その頃どの現場も建物を壊し終わった状態ばかりで、解体物件が無かったのですが
協力会社の株式会社東山園さんに問い合わせてみたところ、ご友人の実家が丁度ロケ日に建替えで取り壊す予定だったので、ご紹介してもらいました。
ご友人のお母様から撮影の許可を頂き、いざロケ開始です!!
今回はご友人を紹介して頂いた、(株)東山園さんの飛田さんに一緒にロケの
手伝いをお願いしました。
さすが「青梅市の造園業に東山園あり!!」と言われている会社さん!
「機械で壊した方がリアルになりますよ!」と小さい重機を貸して頂きました。
さて、「いったい何の依頼で、何の撮影??そして何がリアルになるの??」
と思っている人もいると思うので説明致します。
今回2005年に岩手県野田村で起こりました
「地震の落石で九死に一生」というエピソードの再現を撮影します。
リビングで晩酌しながら会話する夫婦と娘、浴室には風呂に入ろうとする息子
そこに予期せぬ大地震が!家の裏の山から転げ落ちてきた巨岩が民家を直撃!
それでも一家は助かったという内容です。
再現で一番重要な所が、助かった要因が「お風呂が熱くて入らなかった」というエピソードなので
熱いお風呂に入れず、水でうすめていたら落石事故がというシーンの収録です。
事故の起こる直前と事故現場を再現させる為の解体作業です。
撮影が始まりました。撮影中は音出し禁止です。
ロケ現場の仕事が初めての僕ら二人は何もが新鮮で楽しくてしょうがありません。待ちばっかりでほとんど見てるだけでしたけどね。(笑)
そんな中、箱車のトラックが現場に到着しました。
何が来たのか見てみると、何と巨大岩が二個!!
撮影用の発泡スチロールで作った岩でした!!(こういうのテレビで見たことあるやつだΣ(゚Д゚))
さあ、今度は我々の本題作業です。
飛田さんが、「リアルになる」と言っていたのはこういうことです。
写真で見ると分かりますが、人間の力で壊すと巨大な岩が家に突っ込んできた画にはなりません。
そこで重機を利用してガッツリ壁に穴を空け、あたかも巨大な岩が突っ込んできた様な画になりました。
飛田さんの起点のおかげで大成功!!
それにしても岩がデカい、実際にこんなのが突っ込んで来たんですから恐ろしいですよね(-_-;)
熱いお風呂の設定なので、何と熱い温泉が入ったタンクローリーを手配!!
撮影の画を撮るが為に温泉を使用するなんて、流石テレビ!
ちょっとぬるかったみたいなので、温泉をヤカンや電気ポットに入れて沸かし始めました。
何度も言う様ですが、熱いお風呂の設定なので、湯気がないとおかしいので何度も何度も沸かして浴槽に入れたみたいです。
流石プロ根性、一切の妥協も許されない。 す、すごい(゚Д゚;)
無事、撮影が終了して撤収作業に入ります。
撤収作業中、子供の頃から一度はやってみたいと思っていたことやっちゃいました(笑)
それ、巨大な岩を軽々と!!!
スーパーマンになった気分になりました(笑)(実際は発泡スチロールでもこんなにデカいと結構重かったです(-_-;))
壊した壁は本工事に入るまでベニヤ板とブルーシートで蓋をして作業終了です。
今回は良い経験をさせて頂きました。テレビ局の依頼を紹介して下さった協力会社の(株)クラッソーネさん、依頼をして下さったテレビ局さん、協力して下さったご友人のご両親、ご友人を紹介して頂きしかも一緒に手伝いをしてくれた(株)東山園の飛田さん、本当にありがとうございます。
またこう言うお仕事ありましたら是非FJワークスへお願い致します。<(_ _)>